« 2007年1月 | トップページ | 2007年7月 »

2007年6月29日 (金)

時間の観念

授業をしていて、「時計と反対周りしましょう!」と言うとしばらく戸惑うシーンを最近よく見かける。

アナログ感覚にはもうついていけないのかもしれないが、原因はそれだけではなような気がする。

「時間と日ごろ楽しく向き合っていないのでは・・・」と感じることが多い。

複数の事柄をこなしながら「楽しんでいる人」と、ひとつの事柄なのに「忙しい・時間がないと嘆いている人」、どちらが生産性が高く、充実しているかといえば前者であることが多い。

よく「時間は自分から創るもの」と聞くが、このNPO富山スポーツコミュニケーションズの活動をしてみると、痛切に感じる。NPOになるまではどこか消極的な時間浪費をしていたが、今はたとえ分刻みであってもその方が楽しいと思える。

そして仕事に集中する分、「休息」というご褒美もきちっと与えたくなるのである。この循環がうまくいきだすと、「充実感」につながるのだと思う。

サッカーは90分という時間で行われ、時間の使い方も重要である。走りつかれた場合、休みながらも次を考え、楽しく多くの情報を掴んでいる選手は充実した時間が流れるし、休息時間を無駄に使っている選手は情報も少なく、活躍場面が減り、精神的疲労度も高まる。

時間をうまく使える人になりたいものだ。

| | コメント (0)

2007年6月27日 (水)

前後左右とスポーツ

サッカーの魅力ってなに?とよく聞かれることがある。

大抵は「ゴールする瞬間」とか「チームワーク」などが挙げられがちであるが、世界中で愛されているということは、それだけではないように感じる。

私としては、「動物的感覚を多面的に刺激するからでは・・・」と思う。世界中の人間にこの感覚は共通している。

我々の祖先は「環境変化への順応」と同時に「食物連鎖」の中で生き抜いている。

その時どんな刺激があるのだろう?

きっと「襲われないように・または脅かされないように」かつ「襲えるように・または脅かせるように」の両面を常にAlert(とぎすます)になって刺激し続けているはず。

自分の現在の「ポジショニング」を常に把握し、意識し続けることによって豊かな発想・アイディアが生まれ、他とは違う優位性を確保できるのだと思う。

私が感じるサッカーの魅力とはそこにあると思う。

「前後左右」を観察し、見ることによって、相手より素早い的確な判断が局面の優位性を決定付けるのである。

ここを楽しめない選手はピッチ上での自身のなすべき仕事が見あたらず、むやみに前に突っ込むばかりで、優雅に動くことができず、逆に相手には裏を簡単に奪われるのである。動物としては敗者である。

車の運転に例えるなら、運転上手な人は上記の観察力が鋭く、優雅に路上を走り抜ける。ところが、前方しか見ていないと、たとえ速度制限を守っていても事故を起こす危険性が高まり、とても優雅には走れない。やはり前後左右への注意力が必要なのである。

日本人は比較的上記、後者が多い。得に富山の道路上を運転するドライバーはそういう意味ではスポーツ(楽しむ)してない。

前後左右の状況がどうであれ、「速度を守ってるんだからいいだろう。何か文句でもあるか。俺の自由だ」か、「何も意識しないで前に引きつられて付いている方が楽」という意識が目につく。

それが習慣化すると、サッカーのような永続的なアイディア勝負のスポーツは楽しみにくくなる。

社会においても同様で、周囲の状況から自分の力を最大限に発揮できる「ポジション」を見極め戦略を立てられないと存在価値を見つけにくくなる。

単純なことを言うなら、地球上でのポジショニングは「緯度・経度」という前後(南北)左右(東西)の軸があるから位置が判明する。位置が判明するから持参しているコンパスも役に立つのである。

私は一直線・まっしぐらなスポーツもとても好きであるが、サッカーを理解することは社会を理解することになると常々感じている。

この研ぎ澄まされた感覚は今となってはスポーツでしか自然に身につく教科書はないと感じる。

故に前後左右を楽しんで意識し、人生をスポーツしたいものである。

| | コメント (0)

2007年6月22日 (金)

ことなかれ主義は問題を生む

今朝、職場でこんなことがありました。

詳細な法規はわかりませんが「勤務の振り替えは週をまたぐとダメ」という規則があるらしく、とある方は土曜日勤務だったので結局、今週休みを申請しても却下されました。その方はきっとやり場のない思いだったでしょう。しかも、気づいた上司の担当者への伝え方が、本人でないにしてもとてもぶっきらぼうで「申し訳ないね」という気持ちの欠片も見受けられませんでした。

私の現場はお堅いところなので、規則を固守し、従ってさえいれば無難に仕事をできるのかもしれませんが・・・

しかし、得意の「サッカーゲーム中」に例えるならこうなります。

教科書どおりにしかファールをとらない審判がゲームをコントロールした場合、どうなるでしょう?ほとんどホイッスルの鳴りっぱなしで、ゲームを創る選手はもちろん、観ているお客さんもイライラ&飽き飽きしてしまいます。

よいゲームを創る「コントロール」が審判の魅力です。誰もが納得するファールはきっちりとり、運用上とらないファールなどを見極め、微妙なバランスで優雅に裁くのが「ベストレフリー」だと思います。

教科書どおりに裁くレフリーはとかく、トラブルが起こりがちで、それに対する対処も「ルールなんだよ!何か文句でもあるか!!」という目をしています。毅然とした態度と高圧的な態度は違うと思います。しかも一旦そのようなジャッジをしてしまうと人間ですから引き下がれなくなります。

「規則だからどうにもならない・・・」この「ことなかれ主義」は責任は逃れられるものの、常に職場というチームのあり方、モチベーションに問題を作っていることに気がついていないのです。

上記の場合、管理職サイドで運用すればそれでいいことだと思います。

サッカーでは「プレーオ~~~ン!!」という素晴らしいジャッジがあります。

プレーヤーがファールを受けても立ち上がりプレーを続けることで、あきらめないで、ゴールへのモチベーションをさらに高め、お客さんにすばらしいプレーを披露してもらう「最高のスポーツマンシップ」です。

リスクマネジメント上、もちろん規則は必要ですが、常に「ことなかれ主義」でやる気を遮断するのは組織・モチベーションマネジメントとしてはマイナスです。このコントロールをできる大人(上司)が年功序列主義では出にくいのかもしれません。弱ったものです。

人間関係もこんな些細なところから歪が入るのでは・・・

「人の振り見て・・・」という言葉がありますが、私達もいたるところでジャッジをして生きています。素晴らしい敵がいて、仲間がいて、支えながら見とどけてくれる人がいて、やっと成り立っている「ゲーム中」であることを忘れずいたいものです。

| | コメント (0)

2007年6月21日 (木)

ありがとうございます

何気に「アクセス解析」なるものを拝見してみると、なんと10786名も来ていただいているのにちょっとびっくりしました。。。

ありがとうございます。

でもサボっていたおかげで平均は25名のようです。

これからもよろしくお願いいたします。

もちろんホームページのほうもよろしくお願いいたします。

http://www.toyama-sc.net/

| | コメント (0)

2007年6月20日 (水)

もぐらたたきというスポーツ

富山の人は引っ込み思案だ・・・とよく聞く。

何かしようとするとネガティブな視点からのアドバイスばかり入る。どうも「もぐらたたきのモグラ」になるのは苦手なようである。

先日、ある飲み会にて上記の話題になった。

「モグラも思い切って、たたけないくらいに大きくなれば、誰もたたけないよね。でも、たたく、たたかれる、の関係にあるうちが一番楽しいかも」と言うのが結論だった。

リーダーらしいリーダーと言われる存在がどうも少ない今日、子供達の世界でもリーダー的人物が浮いてしまうケースがある。昔では考えられないことだ。

これも手本となる大人のリーダーがいないからであろう。肩書きばかりが優先され、流れに乗ることを最優先する大人。人生設計上、決して悪いことではないが、その流れは誰かが以前に創ったものであることには間違いない。

もぐらたたきのモグラになる勇気こそリーダーの素養があるのかもしれない。そもそも真っ暗なトンネルから地上に上がるモグラには相当勇気がいることだろう。でも飛び出す瞬間のモグラは楽しんでいるようにも見える。人生そうありたいものである。

これは、サッカーの試合中に観る「駆け引き」に似ている。サッカーではモグラをたたく側より、モグラ側が精神的に有利である。例えばボールを必死に取りに来る力を逆に利用することが、効率的かつ有効な攻撃につながるからである。

結局、スポーツとは楽しんだものの勝ちなのである。真面目な日本人は楽しむことを忘れ、必死にボールを追ったり、単調かつ強引に責めようとするきらいが過去あった。日本の集団スポーツが世界レベルに到達しにくい原因の一つかもしれない。

最近の富山は「もぐらたたきゲーム」に100円入れても、もぐらが出てこない状態なのかもしれない。それではクレームがつき、業績悪化し、活気がなくなるのは当たり前では・・・

| | コメント (0)

2007年6月19日 (火)

スポーツビジネスの明暗

今年2月、日本クラブユースサッカー連盟主催で次世代の人材養成を目的とした、「第3回パイロット研修会」を行いました。http://www.jcy-football.com/topics/images/404/scheduleteisei.pdf

冒頭に日本サッカー協会専務理事田嶋幸三氏よりこの研修の必要性をスピーチしていただき、参加されたJリーグ準加盟を目指すクラブや、地域のNPOクラブなどにとっても充実した研修となり、後のアンケートも大変好評でした。

私も今回始めて講師として2日間参加し、これからも地域クラブの発展性が高いことを感じました。また、改めてスポーツマネジャーの養成が急務であるとも感じました。

今回強く感じたのは、同じく講師をしていただいた、スポーツマネジメントの一人者でもある広瀬一郎氏の言葉です。

「今、子供も大人もスポーツをどんどんしないと日本は大変なことになる」

私もそう思いますし、特に「スポーツマンシップ」の理解と実践が重要であると感じました。

よく、選手宣誓で「スポーツマンシップにのっとり・・・」と聞きますが、スポーツマンシップって何?と問いかけられ、説明できる人って少ないのではと感じます。

そして大人側もスポーツマンシップを兼ね備えた社会人はどうも少ないのが気になります。子供側から見て身近にスポーツマンシップを感じることができるヒーロー的存在が必要です。

そういう意味において、富山県内にスタートした「BJリーグ」や「北信越BCリーグ」にそのようなシンボル選手を獲得することは大切なマネジメントでしょうし、そのための資金確保も重要になります。「チーム設立スタート」と「マーケティング&確かな裏づけによるマネジメント」 この両者の順序を間違えると、大変な結果になることは、過去のJクラブ設立失敗例を見ても理解できます。もし富山にJを目指す県民サッカークラブが誕生するとしたらどうなるのでしょうね~

スポーツビジネスは「夢や感動」を売る商売ですから、失敗すると計り知れない「負の財産」となってしまいます。そういう意味ではマネジメントする側に確かなコンピテンシーを持った「人材の確保」がサッカーにとってはとても重要になります。

一例として過去のJリーグは前身の企業色や自治体色を残してしまい、ターゲット(セグメント)を自ら狭め、失敗した例がたくさんあります。

ここを間違えないことです。大丈夫であることを祈ります。

| | コメント (0)

« 2007年1月 | トップページ | 2007年7月 »