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2007年1月 1日 (月)

あけましておめでとうございます

忙しくってずーっとさぼってました。ゴメンナサイ。

元旦くらいは時間があるので書いてみようと思います。

正月と言えば「高校サッカー選手権大会」で茶の間が盛り上がりますね!メディアの力は偉大だなぁと思います。しかし、トレンドは創ってきましたが、サッカーというスポーツを理解する視聴者・ファンは「高校サッカー選手権」からは増えていないような気がします。

しかも甲子園同様、地方はなかなか勝てません。

そしてよくこういう質問を受けます。

「強くなるにはどうしたらいいのか?」

僕から言うと「強くなって何をしたいのか?」と聞き返したいです。多くの「強くなる」とは成績上の問題でしょう。「今年は何回戦まで進んだか?」が指標だと思います。しかし強くなるのは「チーム」だけでなく「可能性を秘めた選手個人」にとっても重要です。そして個人が強くなることが結果的に強いチームも創ります。

もしかしたら本当の理由は「テレビに映りたいから?」「富山県をPRしたいから?」「広告料に換算すると数億円になる学校の広報宣伝に活用したいから?」「地方メディアの存在を示すため?」なのでしょうか?

そもそもテレビによる露出で、「甲子園に追いつけ」で歴史を作ってきた高校サッカーの使命はすでに果たしていると思います。

それでもメディアの関心がいくのはなぜでしょう?

いくつかのキーワードが頭に浮かびます。

「視聴率」「社会的貢献」「学校のため」「監督のため」「高校生らしさ」「青春」「郷土」などあると思いますが、直接サッカー選手自身が強くなることと深い関係があるのでしょうか?またテレビに出ることによって、スポーツを統括する教育委員会や学校、翌年の強化策・強化費などとの利害関係が存在しているような気がするのは私だけでしょうか。

選手達(以後子供達)が期待を背負って全国大会へ出る理由はどこに存在するのでしょう?よく考えれば上記はすべて大人側の期待や満足度的視点です。

子供達は高校でサッカーを終えるわけではありません。そこで試すことによって次の課題や進むべき路を感じる場所です。そう考えれば県大会1回戦で負けた子供達もすばらしい経験をしたことになります。どのレベルの子供達もスポーツでは視点を間違わなければ、同じ成果が得られるのです。

また富山には「Jリーグ」や「大学推薦」で次のステージへ進む極一部の選手を除き、高校で精神的終焉を迎えるサッカー選手が多くいます。そのまま続けるとまだまだ伸びるのにもかかわらず、夢を捨てなくてはいけない状況にあるのは事実です。

故に富山には夢を培える「次のステージ」がないことが最も大きな課題です。

夢を間近で、諦めないでいられる環境つくりが「強い子供達」をたくさん育てるのだと思います。

JFLがあるのでは・・・と思われる人もいるでしょうが、現在のJFLで活躍している富山県チームはリーグ戦で優勝しても上のステージ、J2へは目指していません。ですから県民の関心も薄いのです。本来上に上がらないリーグ戦は存在しません。ここが富山のサッカー(スポーツ)をブツ切れ的にしか盛んにできない最大の原因です。

実はJFLでは「クラブ申請している2種年代選手の出場を移籍手続き無しに認める」としています。ですから、すでに高校レベルに達している選手は、JFL公式戦で磨くことも可能になっています。それにはJクラブのような他世代のクラブ経営視点を持ち合わせていなくてはいけません。現在の企業経営では社内を通らないと思います。

また部活動での限界は今やどの研究分野でも言われています。ですから、将来性のある中学選手は県外のJクラブを目指しています。それも原因の一つです。逆に中学年代の育成は今はクラブが中心となってしまい、高校とは逆の悩みを抱えています。中学年代が育たなければ、高校年代にもそれなりの影響がでてしまいます。

しかもスポーツはサッカーだけではありません。このようにサッカーがテレビで取り上げられると「小さい子供達はみんなサッカーに取られるのではないか?」と他競技との溝を深める原因にもなります。

サッカーはただサッカーだけが盛んになればいいのではなく、他のスポーツも盛んにする牽引車となる必要があります。

ですから、勝利主義の高校サッカー選手権は勝てなくても良いのです。しかしその裏では可能性のある選手が多く育っていることが必要で、富山にいながら、県民に支えられながら、夢を求められる環境整備が急務です。その結果、中学や高校年代は高校サッカー選手権ではなく、日本協会が2種年代の最高峰の大会と位置づけている「全日本U-18高円宮杯」を、高校部活の環境から、U-18クラブの環境から、子供達が選んでアタックできるよう整備しなくてはいけません。

そしてそこにメディアの目がいっていないことが大きな原因です。

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